72歳の海外旅行。海外旅行保険を選ぶならこれ。

JTBの調査によると、シニア世代の海外旅行者は増えているようです。私の周りでも海外旅行を考えてる72歳の方もいますし、72歳になるご両親との海外旅行を考えてる方もいらっしゃいます。
このページでは、シニア世代の方が加入できる「年齢制限がない」「持病があっても大丈夫!」な海外旅行保険等を紹介します。保険選びの参考にしてください。

「年齢制限がない」海外旅行保険

保険加入するときに気になる年齢制限ですが、海外旅行保険ではどうなっているのか調べてみました。

保険代理店の店頭で加入する場合は、年齢制限は問題無い

代理店の店頭へ行って海外旅行保険に加入するのであれば、年齢制限を気にする必要はありません。
ただ、70歳以上の方は補償金額の上限が設定されていたり、審査が必要となることもあります。審査には時間がかかることもあるので、スケジュールに余裕を持って加入手続きをしたほうがよいでしょう。

インターネットでは、加入できる保険会社が限られる

最近主流となってきているのが「インターネット加入タイプの海外旅行保険」です。24時間加入できる手軽さと割安な保険料で人気です。

しかし、加入できるのは満70歳未満の場合がほとんどです。72歳の方が加入できるのは、損保ジャパン日本興亜ジェイアイ傷害火災保険の2社に限ります。インターネットで加入を希望する方は、この2社から選んでください。

インターネット海外旅行保険は告知事項に1つでも該当すると加入できないので、この点は注意が必要です(代理店での加入のように、個別の引受審査をしてくれません)。

「持病があっても大丈夫!」な海外旅行保険

72歳になれば、持病がある方も多いですね。持病がある方の海外旅行保険はどうなのでしょう?

代理店で加入する場合、審査が必要なことも。

持病がある72歳の方が代理店で加入するのであれば、審査が必要なことがほとんどです。
審査の結果、加入できる場合でも持病に関しては補償対象外となります。
審査には時間がかかることもありますので、万が一加入を断られた時にも備えて、早めに加入手続きをすることをオススメします。

保険期間が31日までであれば、持病があっても審査なしで加入でき、渡航先で持病が悪化した時にも補償される保険会社があります。それが、東京海上日動AIU保険会社です。

割増保険料も不要なので、持病のない方と同じ保険料で、持病も補償してもらえます。短期間の海外旅行の方は、こちらがオススメです。

持病があってもインターネットで加入できる保険会社がある!

先ほど、72歳の方が加入できるインターネット型の海外旅行保険は、損保ジャパン日本興亜とジェイアイ傷害火災保険の2社であると述べましたが、持病がある方ですと、告知事項に該当するため、損保ジャパン日本興亜に加入できません(風邪や虫歯などならば告知は不要です。)。

ジェイアイ傷害火災保険は、保険期間が31日までであれば持病に関する告知は必要ないので、持病があっても他の告知に該当しなければ加入できます。ただし、持病に関しては補償の対象外となります。
こちらの保険に加入される方は、渡航先で持病が悪化しないように、十分注意してください。

申し込み不要な海外旅行保険(クレジットカード付帯海外旅行保険)

クレジットカードをお持ちの方。クレジットカードの中には、海外旅行保険がセットになっているものもあるのはご存知ですか?

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、別途申し込む必要はありません。また、年齢制限はないので、72歳の方も大丈夫です(持病は補償されません)。
ただ、「旅行代金をカードで支払うこと」を保険利用の条件としていることもあるので、事前に確認してください。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は補償金額がそれほど多くなく、疾病死亡に関しては補償対象外です。不足分を一般的な海外旅行保険でカバーすることをオススメします。

【豆知識】海外療養費制度

健康保険に加入している方が海外で治療費(日本の保険診療に該当する治療に限ります)を支払った場合、「海外療養費制度」により、負担した治療費の一部(健康保険の自己負担分を除いた差額)が払い戻されます。
保険金を受け取っていても払い戻しを受けることは可能です。海外で治療費を支払った場合は、加入している健康保険組合へ申請してください。

シニアの活躍が目立つ昨今。少し前に、72歳の男性が作ったLINEスタンプが話題になりましたね。まだまだ新しいことに積極的に挑戦される元気な方が多く、若い世代も負けてられませんね。

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