てんかん持ちの方の海外留学保険について

日本人の100~200人に1人がてんかんの持病があると言われていますが、医療の進歩により発作を抑えることが可能になりました。日常生活も制限なく送ることができる方が多く、海外留学へ挑戦する方もいます。

そこで気になるのが海外留学保険です。

代理店で加入の場合は、個別審査をしてくれる

海外留学保険の加入方法は、「代理店加入」と「インターネット加入」の2つが一般的です。
代理店で加入の場合、てんかんの告知があっても「保険期間・年齢・てんかんの症状の程度」を総合的に判断し、個別に加入の審査をしてくれます(審査には時間を要することもあります)。
加入できたとしても、てんかんに関しては補償対象外です。また、加入を断られることも十分ありえますので注意が必要です。

短期留学ならインターネット加入も可能

手軽な手続きと割安な保険料が魅力のインターネット海外旅行保険は、加入審査が非常に厳しく、告知事項に1つでも該当すると加入できません。
てんかんの方は、定期的な医師の診察や継続的な服薬が必要な方が多数です。そうなると健康状態に関する告知に該当して加入できません。

ただし、31日以内の短期留学であれば、AIU保険会社の海外留学保険に加入することが可能です。
http://www.aiu.co.jp/travel/

AIUの海外留学保険は、保険期間が31日までであれば、持病に関する告知は不要です。さらに、渡航先でてんかんの発作が起きた場合も補償されます(割増保険料も不要です)。
31日を超える保険期間の場合は、どの保険会社も健康状態の告知が必要なため、原則加入はできません。

インターネット専用海外旅行保険「t@biho(たびほ)」を販売するジェイアイ傷害火災保険は、告知事項に「現在、医師の診察・治療・投薬を受けていない」という項目があります。ただし、日常的に服薬していても症状が安定していて、医師の経過観察のみの場合は加入できることもあります(t@bihoホームページ「よくあるご質問」参照)ので、該当する方は一度お問い合わせすることをお勧めします。
もし、t@biho(たびほ)の留学保険に加入できた場合、保険期間が31日超で被保険者が32歳以下であれば、オプションで持病補償の特約をつけられます。

3ヶ月までの留学なら、クレジットカード付帯の海外旅行保険も使うのも可

クレジットカードの中には、海外旅行保険が付帯されているものがあります。
保険期間は3ヶ月までで、補償は一般的な海外旅行保険よりも低いですが、加入手続きも不要で持病があっても被保険者となれます(持病に関しては補償対象外です)。

対象のカードをお持ちの方はご利用ください。ただし、「渡航費用をクレジットカードで支払った場合」等の利用条件が設けられていることもあるので、必ずご確認しておきましょう。

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