ドイツ留学を選んだ理由

私は現在ドイツ東部の街で留学生活を送っている大学生です。

まず、日本にいる人々に一番よく聞かれることが、「どうしてドイツなの?音楽でもやっているの?」ということです。
確かに私は幼い頃からバイオリンを習っており、今回の留学にはバイオリンの勉強も目的でなかったわけではありませんが、バイオリンについての勉強はメインではありません。

留学と言えばまずイメージされるのが米国や英国、カナダ、オーストラリアなどをはじめとする英語圏の国での語学留学です。
英語を勉強したいという気持ちはもちろんありましたが、ドイツへの留学を決めた理由は、ドイツならではの魅力がたくさんあるからですが、一番は留学費用の安さと治安面での安全性からです。

英語圏への留学にかかる費用は、もちろん行く国や学校、地域によって様々ですが、1年間で約300万円ほどかかると言われています。
それに対して、ドイツでの留学に必要な費用は1年間で約120万円から150万円程度です。

なぜこんなに安いのか、というのもドイツの大学のほとんどは国立大学で、さらに学費がほぼ無料であるという点が非常に大きいと思います。

私の大学での授業料は1学期につきたった1万円程度で、さらに学生であれば交通機関や公的機関、美術館や博物館など本当に様々なところで学生割引を受けることができますし、ドイツでは大学に通う学生のための学生寮やWG(ヴェーゲー)と呼ばれるシェアハウス、一般家庭の家の余った部屋を貸し出している下宿など様々なスタイルの住居があり、特に学生寮は家賃が格安で、生活に必要な家具家電、キッチン、トイレ、浴室など全てが揃って月の家賃はおよそ3万円程度で生活することができます。

また、ドイツは日本に比べて物価も安く、私の生活している地域は治安面も安全な街なので夜でも安心して出かけることができますし、大学では英語でも受けられる授業や、外国人留学生のためのドイツ語の授業が非常に充実しているので、ドイツ語に自信がなくても安心して過ごすことができます。

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