留学に必要なビザ取得について
今回はドイツの大学に来てからの諸手続きとドイツで生活するのに必須である留学生ビザについて書きます。
まず、大学の入寮手続きや入学手続きがあったのですが、それは学校によって違うと思うので割愛させていただきます。
ドイツでは留学などで住所が確定したら通常1週間以内にBürgersbüroという街の役所で住民登録をする必要がありまた、この国では日本人は3か月以内の滞在であればビザは必要ないのですが、3か月を超える場合、ビザの申請をしなければいけません。
それに合わせて銀行口座の開設やドイツでの健康保険に加入しなければいけません。
順番としては、住民登録→銀行口座開設→健康保険加入→ビザ申請という手順になってくると思います。
住民登録は基本的に1時間程度で終わるのでごく簡単なのですが、問題はビザ取得だと思います。
ビザ取得には、記入済みのビザ申請書、大学の在学証明書と入学証明書、健康保険の契約書、銀行の残高証明書(正確な額は分かりませんが、一年間なら8000€ほどの残高が必要らしいです)、住んでいる部屋の賃貸契約書、パスポート原本とそのコピー、証明写真、さらに英語で書かれた両親の収入の証明書または日本で奨学金をもらっている場合は英語で書かれたその証明書などを事前に指定された枚数きっちりコピーして原本と合わせて持っていく必要があります。
親の収入証明書や奨学金の証明書が何故必要になってくるかというと、銀行のお金を何かで使ってしまった際でも、ドイツでの生活に必要なお金を自分で出せるだけの経済力があるという証明をしなければならないので必要になります。
また、これらの書類がない場合や、奨学金の受給額が一定額以下であった場合は指定された銀行でブロックドアカウントという月に決められた金額以上のお金を引き出せないように設定されている口座を開かなければいけません。
私の周囲にいた日本人の方でビザ取得に困っていた方はたいていこの書類の件でブロックドアカウントの開設を要求され、さらに銀行にも口座開設にはビザが必要であるとたらいまわしされていることが原因でした。
しかしその方も結局ビザは無事取得できましたし、3か月以内に間に合わなければ3か月延長の仮ビザも発行していただけるのでビザ取得に関してはそこまで不安に思うことはないと思います。